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口屋太鼓台は、平成18年(2006年)に新居浜市内50台目の太鼓台として産声をあげ、本年で創立19年を迎えます。
設立当初から新居浜太鼓祭り文化を全国に発信する活動を行って来ました。そんな口屋太鼓台のPRポイントは大きく分けて3つあります。
一つ目は、日本の伝統工芸の技を随所にあしらった豪華絢爛な造りです。
何といっても日本刺繍で緻密に再現された別子銅山に関する絵柄や氏神様に纏わる物語は、新居浜発展の礎を築いた 別子銅山の玄関口であった「口屋」という名前を冠する太鼓台として相応しい飾り幕となっています。
また、天幕の柄に愛媛県章を用いるなど他所にあまり例がない構成となっており、まさに愛媛新居浜をPRするに相応しい一級品であります。
二つ目は、新居浜太鼓祭りを全国にPRする目的で様々な地域へ太鼓台を派遣し多くの観客の皆さんにその魅力を発信し続けているパフォーマンス性です。150名を超えるかき夫と指揮者の合図と鳴り物の大太鼓が織りなす 一糸乱れぬパフォーマンスは会場全てを一体化し感動とエネルギーを創出させます。中でも、担いだら目的地まで絶対落とさない、2.5tが宙に舞う放り投げは、嘗て別子銅山の粗銅を運ぶ仲持さんの力技を彷彿とさせる口屋のお家芸そのものであります。
三つ目は、「かき夫体験型ツアー」と銘打って未来に繋ぐ新しい祭りの在り方を創造している企画力です。遠くは北欧ノルウェーから参加して頂いたかき夫もいる中で、太鼓台は地域を越え、更には国境を越えても「太鼓台を担ぐ」と言う一つの達成感を共有することができる、
素晴らしい伝統文化であることを私たちはこの企画の中で気づかされました。
私たちの企画力をもって世界中から来場される皆さんにもその感動と達成感を味わえる醍醐味を伝えられることができると確信しています。これらの「口屋力」 を用いて、口屋太鼓台はこれからも、故郷新居浜を天高々と差し上げたいと切に願っています。
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